知覚動考
昨年の個展に向けて書いた作品です。
『ともかくうごこう』とも読みます。
まずは、知って、覚えて、動いてそれから考える。
人は知って、覚えて、考えて、でもなかなか動かない。
動けない。
でも、なかなか動けない人は順番をちょこっと変えてみる。
動いてから、考える。
すると、思っていたよりも難しくなく、クリアできる。
そして、清々しい気持ちになる。
そんなことを踏まえて書いた作品です。
大きさ 縦 47センチ 横 39センチ
墨の中に金の墨汁を混ぜて書いています。
竹筆で書いています。
竹筆についての紹介文を引用します。
竹筆の歴史は毛筆よりも古く、紀元前中国の彩土器の出土により源が確認されています。
中国国内では子ども誕生の儀の際、竹の成長力と真っ直ぐ伸びる特徴にあやかり、竹筆を送り命名する実生活の根付いた貴重な文化が伝承されています。
日本では遣唐使となった弘法大師(空海)が唐(中国)から竹筆職人を連れて来た時から、竹筆の歴史が始まったとされています。