このシリーズでは、住んでいる地域の空と電柱を描いています。
その広がりや変化において無限といえる空と、自分との物理的なあるいは心理的な位置関係を、電柱によって確かめるということを考えています。広大な宇宙の空間をイメージしたとき、ぼんやり自分はその周縁・末端に居ると感じるときがあります。「明確な目標物のない空間に向かって電柱を照準器のように合わせている。」といった感覚が近いかも知れません。電柱は自分と「空」とを結ぶ「橋」でもあり、自分を世界の「端」につなぎとめる「柱」でもあると感じて描いています。
作品詳細
S15号(65.2×65.2㎝) キャンバスにアクリル絵の具で描いた原画です。
額なし (ご希望あれば、縁にキャンバステープを貼ります。)
裏にヒートンとひも付き